お酒はひとが造るもの。
だから、まるで造り手本人であるかのように、
その味わいや佇まいには、造り手の生き方や哲学が詰まっています。
楽しいとき、悲しいとき、寂しいとき、その時々でそばにいてほしいお酒が変わるのは
きっと、お酒は「ひと」そのものだからなのでしょう。
創業80余年を超える酒屋がデザイン事務所を開設するのは、
すべての嗜好品は、もっとわがままで良いのではないかと考えたからです。
売れるためのマーケティング、インスタ映え…。
つくり手の想いや、哲学の存在しないものづくりではなく、真っ白なキャンパスに好きな絵を描くように、ものづくりをする。
売るためにつくるのではなく、つくりたいからつくる。シンプルで情熱的なつくり手がもっと増えてほしい。
職人が職人らしく、クリエイターがクリエイターらしくあるために
つくり手の想いが飲み手の琴線にふれる。その瞬間を私たちはデザインします。
デザインの役割は、モノに意味をもたせてあげること。
話すコトができないモノに、新しい動詞を探してあげるコトで
新しい役割が生まれます。
映る、触れる、感じる、伝わる・・。
幸せの門出なのか、はたまた、辛い別れの日なのか、
雨の日なのか、雪の日なのか…
誰と、どこで、どんな会話をしながら、どんな表情なのか。
お酒にも、和菓子にも、器にも、机にも、
モノ+動詞で生まれる感動があります。
私たちは、イメージをもっと自由に描いていただけるように、
「商品」というモノではなく、そのモノが溶け込むシーンまるごと、
「スタイル」として発信していきます。
生産者
人が作った生産物が
製造者
人の手に
よってカタチになり
販売者
人が選び、人が伝え
共感者
人が感じる